初出勤の日、私がやらかした3つのこと
~これから介護職を始めるあなたへ~
こんにちは、介護主任のみしょです。
今回は、これから介護職を始める方や、新しい職場で働く方に向けて、
私自身の「初出勤の日にやらかした3つの失敗」を、包み隠さずお話しします。
「失敗したくない」という気持ちは誰にでもあります。
でも、介護の現場では、失敗の中にこそ大切な学びがあるんです。
この記事が、あなたの初日を少しでもラクに、前向きにしてくれたら嬉しいです。
1. “分からない”を言えなかった新人時代
初出勤の日、私は「できるだけ早く戦力にならなきゃ!」と空回りしていました。
その結果、「分からない」と言えない新人になってしまったんです。
オムツ交換の流れも、移乗介助の声かけも、全部「なんとなく」でやってしまった。
分からないまま見よう見まねで動くうちに、先輩の表情がだんだん険しくなっていきました。
「みしょさん、それ違うよ」
やさしく言われても、心の中は焦りでいっぱい。
聞けばよかった…と後悔した瞬間でした。
新人の特権は、「分からない」と言えること。
それを恥ずかしいと思っていた自分は、今思えば大きな損をしていました。
分からないことは、すぐ聞く。
それができる人が、いちばん早く成長する。
経験を積んでから気づくことですが、
「質問が多い新人=成長が早い人」なんです。
むしろ「聞かない新人」は、先輩たちから一番心配されるタイプ。
現場では「何を聞いたか」より、「どう学んだか」が評価されます。
2. “できるフリ”をして自滅した日
私が次にやらかしたのは、「できるフリ」です。
前職で少し介護に関わったことがあった私は、つい見栄を張ってしまいました。
「前の施設では夜勤もやってました!」なんて軽く言ったら、
「じゃあ今日から一人で対応できるね」と、笑顔で言われた瞬間、心が凍りました。
実際は全然自信がなく、焦りながら業務をこなすうちにミスを連発。
そのたびに先輩がフォローしてくれましたが、あのときの自分の無理が、チーム全体に迷惑をかけていたんです。
“できるフリ”は、自分を守るどころか、信頼を失う行為。
新人のうちは、「不安です」「確認してもいいですか」と言える勇気のほうがずっと大事です。
介護現場では、1人の判断ミスが安全に直結します。
無理して完璧を装うより、「助けてください」と素直に言える人が信頼される。
それが、長くこの仕事を続けるための第一歩です。
3. “優しさ”が空回りしてしまった
そして最後のやらかしは、私らしいといえば私らしい。
「優しさ」が完全に空回りした初日です。
入浴後にゆっくり話をしてしまい、他の入居者さんの対応が遅れたり。
食事介助で「ゆっくりでいいですよ」と声をかけすぎて、全体の進行が大幅に遅れたり。
転倒リスクの高い方を心配するあまり、過剰に手を出してしまったり。
どれも「良かれと思って」の行動でした。
でも現場は、チームで回しています。
一人が流れを乱すと、全体にしわ寄せがいく。
その現実を、初日に痛感しました。
優しさは大切です。
けれど、それを「現場全体の流れ」と「安全」に重ね合わせて考えないと、ただの自己満足で終わってしまうんです。
本当の優しさは、“自分の気持ち”より“相手の生活”を優先すること。
それに気づいたとき、私は介護職としての「第一歩」をようやく踏み出せた気がしました。
4. 失敗を恐れずに、正直に働くことの大切さ
新人の頃の私は、完璧を目指すあまり、自分を追い詰めていました。
でも、介護の現場では「できない」「分からない」と言えることこそ、誠実さの証なんです。
現場のベテランたちも、最初から完璧だったわけじゃありません。
転倒させてしまった、ミスをした、泣いた——そんな経験を重ねて今がある。
だから、新人の失敗を責める人なんて、本当はいないんです。
むしろ、「聞かない・隠す・抱え込む」新人ほど危ない。
その日一日を無事に終えるために、どんどん質問してください。
それが、自分と利用者さんを守るいちばんの方法です。
5. 現場で輝く新人に共通する“3つの姿勢”
介護主任として新人教育をしていると、
「この人は伸びるな」と感じる人には、共通点があります。
- ① 分からないことをすぐ聞く
→ 聞く力は、成長力。 - ② 一つの失敗を次に活かす
→ 反省して学ぶ姿勢があれば十分。 - ③ 感謝を言葉にできる
→ 「ありがとうございます」が信頼の種。
どんなに経験を積んでも、この3つを忘れない人が、最終的に現場の中心になります。
逆に、知識だけで動く人ほど、人の気持ちに寄り添えなくなります。
6. まとめ|失敗は、介護職のスタートライン
あの日の私は、緊張と不安でいっぱいでした。
けれど今、あのときの「やらかし」はすべて、私の財産になっています。
失敗を笑い飛ばせるようになったとき、
介護職としての成長が始まる。
だからこそ、初日の失敗を恐れず、素直に、誠実に働いてほしいと思います。
介護の仕事は、人の人生に寄り添う尊い仕事です。
利用者さんの「ありがとう」が、自分の力になる日が必ず来ます。
あなたの“初日”が、きっと素晴らしいスタートになりますように。
介護主任として、心から応援しています。
あなたも、初出勤での「やらかし」エピソードがありますか?
コメントで教えてもらえたら嬉しいです。


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