ケアマネジャーって何をする人?選び方と“相性”の見極め方【介護主任が語る現場のリアル】

● 介護の始め方

ケアマネジャーって何をする人?選び方と“相性”の見極め方【介護主任が語る現場のリアル】

こんにちは、介護主任のみしょです。
今回は、介護の現場にいるからこそ見える「ケアマネジャーの役割」と「選び方」、そして見落としがちな“相性”についてお話しします。

介護が始まると、多くの方がまずぶつかるのが「ケアマネジャーって結局何してくれるの?」という疑問。
さらに「誰に頼めばいいの?どう選べばいいの?」と不安になりますよね。

この記事では、現場目線で“リアル”をお伝えします。


ケアマネジャーの役割とは?ざっくり言うと「介護のナビゲーター」

ケアマネジャー(正式には「介護支援専門員」)は、介護保険サービスを受けるために必要な「ケアプラン(介護計画)」を作成してくれる人です。

でも、単なる書類作成係ではありません。

実際はこんなことをしてくれます:

  • 要介護認定の申請代行
  • 利用者と家族の生活状況や希望をヒアリング
  • 最適なサービスの組み合わせ(訪問介護、デイサービスなど)の提案
  • サービス提供事業者との連絡調整
  • 状況の変化に応じたケアプランの見直し
  • 家族の悩み相談や心のサポート

つまり、「介護の困ったときの相談役」であり、利用者・家族と介護事業者をつなぐ“橋渡し役”です。


ケアマネジャーは自分で選べる!

意外と知られていませんが、ケアマネジャーは“自分で選ぶ”ことができます。

要介護認定を受けたあと、市区町村から一覧表をもらえることもありますし、地域包括支援センターでも紹介してくれます。
ただし、そこに書いてある情報はかなり表面的です。

介護主任からのポイント:
ケアマネ選びは「人選び」。施設や会社の名前ではなく、“人となり”を見極めて。

たとえば、「この人は話をちゃんと聞いてくれる?」「家族の気持ちも汲んでくれる?」といった観点が大切です。


相性の良いケアマネを見極める5つのポイント

介護は長丁場です。そして、ケアマネとの関係は“長く付き合うパートナー”のようなもの。
相性が悪いと、相談がしづらくなったり、介護サービスに満足できなくなったりします。

私が現場で感じる「良いケアマネ」の特徴:

  1. 話をじっくり聞いてくれる
  2. 難しい制度をわかりやすく説明してくれる
  3. こちらの生活スタイルに寄り添った提案をしてくれる
  4. 対応が早い・フットワークが軽い
  5. 介護職員や事業者との連携が上手い

逆に「上から目線」「一方的」「説明が曖昧」な方だと、ご家族の不安が膨らんでしまうことも…。

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「相性が合わない」と感じたら、変更もできる

「このケアマネさん、なんだか話しづらい…」
そう感じたら、変更してOKです。

これは意外と知られていませんが、担当のケアマネジャーはいつでも変更可能
ただ、手続きや調整が必要になるため、できれば慎重に判断するのが理想です。

変更を考える目安:

  • 提案がこちらの希望と合っていない
  • 連絡が遅い、相談しても反応が薄い
  • 合う事業者が全然見つからない
  • 介護現場との連携がとれていない

現場にいると「ケアマネを変えてから、家族の安心感が明らかに増した」と感じることがよくあります。
無理に我慢するより、“介護のパートナー”を見直すのは大事なことなんです。


【おまけ1】地域包括支援センターの相談窓口を活用しよう

ケアマネジャーを探すときや変更を検討するとき、まず頼れるのが地域包括支援センターです。
高齢者支援の専門窓口で、住んでいる地域ごとに設置されています。

こんなときに相談できます:

  • ケアマネジャーの紹介を受けたい
  • 担当ケアマネとの関係に悩んでいる
  • 介護全体の方向性を見直したい

お住まいの自治体のホームページで「地域包括支援センター ○○市」などと検索すると、一覧や連絡先が出てきます。
「一人で悩まず、まず相談」がおすすめです。


【おまけ2】ケアマネを変更するときの注意点

ケアマネジャーの変更は可能ですが、タイミングや手続きに注意が必要です。

変更前に確認したいポイント:

  • 変更後のケアマネが所属する事業所に、担当の余裕があるか?
  • 現ケアマネに対しての不満が感情的なものだけでないか?
  • 家族・本人としっかり話し合えているか?

また、月途中の変更は給付管理に影響することもあるので、できれば月初めなど、キリの良いタイミングがベター。
地域包括支援センターや新しいケアマネ事業所に相談しながら進めましょう。


まとめ:ケアマネは「制度のプロ」+「人としての信頼」が大事

ケアマネジャーは、介護保険制度という複雑な仕組みをナビゲートしてくれる大事な存在。
でも、それ以上に人と人との信頼関係がカギになります。

介護が不安でいっぱいなとき、頼れる存在がいるだけで心が軽くなります。
だからこそ、“合う人”を選ぶことを大切にしてほしい。

私も介護主任として、ご家族とケアマネとの間で信頼関係が築けている現場は、本当に穏やかで前向きです。

ぜひ、あなたとご家族に合った素敵なケアマネさんと出会えますように。


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