グループホームと特養の違い|親に合うのはどっち?家族が知っておきたい選び方

● 施設の選び方・比較

グループホームと特養の違い|親に合うのはどっち?家族が知っておきたい選び方

こんにちは、介護福祉士の〇〇です。
「グループホームと特別養護老人ホーム(特養)、どちらがうちの親に合っているんだろう?」
そんな悩みを持つご家族は本当に多いです。

実際にこの2つの施設は、見た目こそ似ていますが、入居条件・介護方針・費用・医療体制まで大きく異なります。
この記事では、現場経験者の視点から家族が失敗しないための施設選びのポイントをわかりやすく解説します。


1. グループホームと特養の基本的な違い

まずはそれぞれの特徴を簡単に整理しておきましょう。名前は似ていますが、目的やケアの方向性がまったく違います。

グループホームとは

  • 認知症の診断を受けた方のみが対象
  • 1ユニット9人以下の少人数制で、家庭的な雰囲気
  • できることは自分で行う「自立支援」が中心
  • スタッフは「お世話」よりも「一緒に生活する」スタイル
  • 地域密着型サービスのため、入居には原則「同じ市町村の住民」である必要がある

要介護1から入居でき、認知症ケアに特化した温かい環境が魅力。
「施設」というより“小さな家”の延長というイメージに近いです。

特別養護老人ホーム(特養)とは

  • 要介護3以上(例外あり)の方が対象
  • 医療的ケアや身体介護が必要な入居者が多い
  • 介護職・看護師・機能訓練士など専門職がチームで支える
  • 中〜大規模施設が多く、24時間体制で対応
  • 公的施設のため費用は比較的安め

グループホームよりも重度の方を受け入れるケースが多く、介護量も多め。
ただし医療との連携体制が整っており、「最期まで安心して暮らせる場所」という特徴があります。


2. 費用の違い|グループホームは高め、特養は安め

最も気になるのが「月々の費用」です。
一般的な目安としては以下のようになります。

項目 グループホーム 特養
入居条件 認知症の診断+要支援2〜要介護5 原則 要介護3以上
月額費用 約15〜20万円 約10〜15万円
介護保険の区分 地域密着型サービス 介護保険施設サービス
医療体制 協力医療機関と連携(往診中心) 看護師常駐・医療連携強め

費用面では特養の方が安いですが、入居までに数ヶ月〜1年以上待機することも珍しくありません。
一方、グループホームは空きが出やすい反面、月額がやや高くなる傾向があります。

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3. 家族から見たメリット・デメリット

グループホームのメリット

  • 家庭的で落ち着いた雰囲気
  • 認知症の方が混乱しにくい
  • 職員と利用者の距離が近い
  • レクリエーションや食事作りなど「生活リハビリ」が豊富

グループホームのデメリット

  • 医療的ケア(点滴・吸引など)には限界がある
  • 夜間の職員体制は少人数(1名体制が多い)
  • 施設によってケアの質にばらつきがある

認知症初期〜中期の方には理想的な環境ですが、終末期医療や看取りには弱いという点を理解しておく必要があります。

特養のメリット

  • 24時間体制で介護・看護が受けられる
  • 医療連携が強く、看取りにも対応可能
  • 費用が比較的安い
  • 長期入居が前提なので安心して暮らせる

特養のデメリット

  • 入居待機期間が長い
  • 大人数のため、個別ケアが難しいことも
  • レクリエーションなど日常生活の活動性は低め

特養は「安心して長く暮らせる場所」ですが、
「家庭的な雰囲気」や「認知症ケアの手厚さ」を求めると物足りなさを感じるかもしれません。


4. 家族が施設を選ぶときのポイント

実際に現場で多くのご家族を見てきた経験から言うと、
「本人に合うかどうか」は介護度だけでは決まりません。

  • 認知症の症状が中心 → グループホーム
  • 身体的介助が中心 → 特養
  • 費用をできるだけ抑えたい → 特養
  • 家庭的な雰囲気を重視したい → グループホーム
  • 医療的な安心を優先したい → 特養

また、地域との距離感も重要です。
グループホームは地域密着型なので、入居後も近所の友人や家族が会いやすいという利点もあります。


5. 入居までの流れと注意点

施設を決める際は、資料だけで判断せず、必ず見学と職員との会話をおすすめします。

見学時のチェックポイント

  • 職員が利用者に笑顔で接しているか
  • 居室・トイレ・共有スペースの清潔感
  • 食事の内容(香りや見た目)
  • 夜間の体制・医療連携の仕組み
  • 看取り対応の有無

また、「空室がある=良い施設」とは限りません。
人気の施設ほど満床状態が続くのは当然で、空室が多い施設は理由がある場合も。
複数施設を比較することで、より納得のいく選択ができます。

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6. よくある質問

Q1. グループホームから特養に移ることはできる?

可能です。ただし、施設同士で連携していない場合は再度申し込みが必要です。
グループホームで認知症ケアを受け、状態が進んだ段階で特養へ移るケースは多いです。

Q2. 特養はどんな人が向いていない?

「自分のペースで過ごしたい」「家庭的な雰囲気を重視したい」方は合わない場合があります。
大規模で機能的な環境が多く、生活感はやや薄くなりがちです。

Q3. 費用が心配…どうすれば?

介護保険の自己負担限度額や、住民税非課税世帯向けの減免制度があります。
入居を考える前に、ケアマネジャーや地域包括支援センターに相談してみましょう。


7. まとめ|「介護度」より「生活の質」で選ぶ

グループホームと特養は、どちらが上・下というものではなく、
「どんな暮らしを親にしてほしいか」で選ぶべき施設です。

認知症ケアを中心に穏やかに過ごしたい方はグループホーム。
医療的な安心と長期入居を求める方は特養。
どちらを選ぶにしても、見学・比較・相談の3ステップを欠かさないことが失敗しないコツです。


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