ケアハウスってどんな施設?|入居条件・費用・サービスをわかりやすく解説
はじめに
こんにちは、介護福祉士のみしょです。
「ケアハウス」という名前を耳にしたことはあるけれど、実際どんな施設なのか分からないという方は多いです。
特養や有料老人ホームほどメジャーではありませんが、「安心できる暮らし」と「自由な生活」を両立できる選択肢として、今注目されています。
この記事では、ケアハウスの種類や入居条件、費用の目安、利用時の注意点までを現役介護福祉士の視点から詳しく解説します。
1. ケアハウスとは?
ケアハウスとは、60歳以上の高齢者が安心して暮らせるように設計された「高齢者向けの住宅型施設」です。
食事の提供や見守り、緊急時の対応など、日常生活を支えるサポートが受けられます。
主に次の2種類があります。
- 一般型ケアハウス: 自立して生活できるが、少し支援が必要な方向け。
- 介護型ケアハウス: 要介護認定を受けており、介護サービスを利用しながら生活できる。
どちらのタイプも「老人福祉法」に基づいて設置されており、社会福祉法人などが運営しているケースが多く、営利目的の有料老人ホームよりも料金が抑えられています。
2. 入居条件
ケアハウスへの入居には、いくつかの基本条件があります。一般的には次の通りです。
- おおむね60歳以上(夫婦で入居する場合はどちらかが60歳以上)
- 日常生活が概ね自分で行える(軽度の介護が必要な場合も相談可)
- 身寄りが少ない、または家族の支援を受けにくい方
- 一定の収入基準を満たす(公的補助の対象になるため)
このように、ケアハウスは「自立と支援の中間」にある施設です。介護が必要になった場合でも、外部の介護サービス(訪問介護・デイサービスなど)を併用できます。
3. ケアハウスの費用目安
ケアハウスは、民間施設よりも安く利用できるのが特徴です。
一般型であれば、月額おおよそ 5万〜15万円程度 が目安です(食費・管理費込み)。
介護型の場合は、これに介護保険サービスの自己負担分(1〜3割)が追加されます。
また、入居時に「敷金」や「保証金」が必要な場合もあり、金額は施設によって大きく異なります。
4. 提供される主なサービス
ケアハウスでは、生活支援を中心としたサービスが提供されます。
入居者の自立を尊重しつつ、必要なサポートを受けられるのが特徴です。
- 1日3食の食事提供
- 職員による安否確認・緊急時対応
- 生活相談・健康相談
- 清掃・洗濯など一部生活支援
- 外部の介護保険サービス利用(訪問介護・デイサービスなど)
「自分のペースで暮らしつつ、必要なときは助けてもらえる」という、在宅介護と施設介護の中間的な仕組みです。
5. ケアハウスのメリット
- 費用が比較的安い: 公的支援があるため、民間の有料老人ホームより負担が軽い。
- 自由度が高い: 外出・外泊も自由で、自立生活を維持しやすい。
- 見守りがある安心感: 夜間も職員が常駐している場合が多く、急病時も迅速に対応可能。
- 人との交流が生まれやすい: 共有スペースやイベントを通じて孤立を防げる。
6. 注意すべき点
ケアハウスは「介護が軽い方」向けの施設です。そのため、重度の介護が必要になった場合には退去を求められることがあります。
また、医療対応(点滴・酸素・インスリン注射など)はできないことが多く、医療依存度が高い方には不向きです。
入居前には、「介護度が上がった場合の対応」や「退去基準」をしっかり確認しておきましょう。
7. ケアハウスを選ぶポイント
同じケアハウスでも、立地や職員体制、建物の新しさなどで居心地は大きく異なります。
選ぶ際は次のポイントをチェックしましょう。
- 通院・買い物に便利な立地か
- 職員の対応や雰囲気(見学時に確認)
- 食事の味・栄養バランス
- 入居者の平均年齢・生活スタイル
- 介護サービスの連携先があるか
できれば2〜3か所以上を見学し、比較してから決めるのが理想です。
パンフレットだけでは分からない「人の温かさ」や「空気感」を確かめましょう。
8. 実際に入居した人の声
ケアハウスに入居した高齢者からは、次のような声が多く聞かれます。
- 「食事が出るから家事の負担が減った」
- 「一人暮らしより安心できる」
- 「気の合う人と話せるのが楽しみ」
- 「夜間の急な体調不良にも対応してもらえて助かった」
一方で、「もっと職員の数が多いといい」「介護度が上がると退去が心配」といった声もありました。
施設による違いが大きいため、「見学+質問」を徹底することが大切です。
まとめ
ケアハウスは、「まだ元気だけど、将来が少し不安」という高齢者にとって最適な住まいです。
自立を保ちながら、見守り・食事提供など必要な支援を受けられるのが魅力。
ただし、介護が重くなると退去が必要になる場合もあるため、将来の見通しを立てた上で選びましょう。
複数の施設を比較し、本人の希望・家族の負担・費用のバランスを見て決めることが大切です。

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