特養と老健、どっちがどう違う?
施設選びで迷うご家族へ

● 施設の選び方・比較

特養と老健、どっちがどう違う?
施設選びで迷うご家族へ

こんにちは、介護主任のみしょです。
介護の現場に20年いると、「特養と老健って何が違うの?」「うちの親にはどっちが合うんですか?」というご相談を本当によく受けます。

見学しても説明を受けても、聞けば聞くほどわかりづらいこの2つの施設。
でも、実は“目的”と“滞在の長さ”を理解すれば、選び方はぐっとシンプルになります。

今回は、現場の視点から「家族が迷わず選べるポイント」をわかりやすくお伝えします。


特養と老健の一番の違いは「暮らす目的」

まず知っておいてほしいのは、特養と老健は似ているようでまったく目的が違う施設だということです。

特養(特別養護老人ホーム)は、要介護3以上の高齢者が、長期間安心して生活できる「住まい」です。
いわば、“終のすみか”。日々の介護を受けながら、穏やかに暮らす場所です。

一方、老健(介護老人保健施設)は、病院から自宅へ戻るまでの「リハビリと準備のための施設」。
つまり、“一時的な滞在施設”なんです。

どちらも介護サービスを受けられますが、特養は「生活支援」、老健は「リハビリと医療」が中心になります。

項目 特養 老健
目的 長期的な生活の場 在宅復帰に向けたリハビリの場
入所期間 原則 無期限 原則 3〜6ヶ月(延長あり)
主なスタッフ 介護職員・生活相談員・看護師 介護職員・看護師・理学療法士

「うちの親はどっち?」と迷ったときの目安

現場でよくあるケースをいくつか挙げてみます。

  • 認知症が進み、自宅での生活が難しい → 特養が向いています
  • 病院を退院したが、すぐ自宅に戻るのは不安 → 老健が向いています
  • 医療的なケア(吸引・褥瘡など)が必要 → 老健の方が対応しやすい
  • 長く安心して暮らせる場所を探している → 特養が適しています

つまり、「介護中心に長く暮らしたいなら特養」、「リハビリをして家に帰りたいなら老健」。
ここを押さえると、一気にわかりやすくなります。


入所条件の違い

特養は要介護3以上でないと原則入れません。
一方、老健は要介護1以上から利用可能で、医師の指示があれば入所が比較的スムーズです。

また、医療的な処置が必要な場合、特養では受け入れが難しいことがあります。
老健には医師やリハビリスタッフが常駐しているため、医療面の安心感は高めです。

項目 特養 老健
要介護度 要介護3〜5 要介護1〜5
医療対応 軽度まで対応 中度〜重度にも対応可能
リハビリ 軽い体操や機能訓練中心 専門職による本格的リハビリ

費用の目安と内訳

「料金の違い」も気になるポイントですよね。
結論から言えば、月額費用はほぼ同じくらいの範囲に収まりますが、内容が少し違います。

特養の費用目安

  • 月7〜15万円程度(収入・地域差あり)
  • 内訳:介護サービス費+居住費+食費+日用品費など

老健の費用目安

  • 月8〜16万円程度
  • 内訳:介護サービス費+医療費+リハビリ費+食費など

老健は医療系サービスが多いため、やや高く感じるかもしれませんが、医療面の安心が含まれていると思えば納得できる範囲です。

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「特養がいい」と思っても、すぐ入れない現実

特養は「長く暮らせて安心」という理由で非常に人気があります。
しかし現実には、地域によって数ヶ月〜1年以上待ちになるケースも珍しくありません。

一方で老健は比較的空きが出やすく、退院後すぐの入所が可能なこともあります。
そのため、現場では「まず老健 → 落ち着いたら特養へ」という流れをとるご家庭が多いです。

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「迷ったら相談」それが一番の近道

特養と老健、どちらが合っているかは、ご本人の状態家族の希望によって違います。
一人で抱えず、地域包括支援センターやケアマネジャーに相談してみてください。

特に、状態が変わりやすい時期(退院直後・認知症進行時など)は、プロの意見を聞くことで後悔のない選択ができます。

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介護主任から伝えたいこと

どんな施設を選ぶにしても、いちばん大切なのは「ご本人と家族が安心できること」。
特養も老健も、それぞれの目的に沿って正しく使えば、必ず介護の負担は軽くなります。

介護は長期戦です。
無理をせず、制度や施設を味方につけながら、できる形で続けていくのが理想です。

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まとめ:迷ったら「目的」で選ぼう

  • 長く安心して暮らしたい → 特養
  • リハビリして自宅に戻りたい → 老健
  • 医療ケアが必要 → 老健
  • 入所を急ぎたい → 老健
  • 安定した終の住まいを探したい → 特養

それぞれの特徴を理解して選ぶことが、後悔のない介護の第一歩です。
あなたのご家族にとって、最も安心できる形が見つかりますように。

介護主任みしょでした。

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