介護職の転職を考えている人向け|転職前に確認すべき施設のチェックリスト
こんにちは、介護主任のみしょです。
介護の現場で働く中で、「この職場、自分に合ってるのかな…」と感じたことはありませんか?
転職を考える理由は人それぞれ。
人間関係、待遇、夜勤体制、業務量――。
ただ、勢いで転職してしまうと「前の方が良かったかも…」と後悔するケースも少なくありません。
今回は、介護主任として多くの施設を見てきた経験から、「転職前に必ずチェックしておくべきポイント」を整理しました。
この記事を読めば、転職先選びで失敗しないための“現場目線の判断基準”がわかります。
1. まず確認すべきは「運営母体」
施設の「雰囲気」や「方針」は、運営母体によって大きく変わります。
たとえば――
- 社会福祉法人:安定していて福利厚生が整っている
- 医療法人:医療連携が強く、看取りや医療対応に強い
- 民間企業:成果重視でキャリアアップしやすいが、人の入れ替わりも多い
どの形が良い・悪いというよりも、「自分がどんな働き方を望むか」で選ぶことが大切です。
求人票ではわからない部分も多いため、面接時に次のように聞いてみると良いでしょう:
「運営母体として、介護現場にどのようなサポート体制がありますか?」
この質問で、職場が“現場目線”を大事にしているかどうかが見えてきます。
2. 「人員体制」と「夜勤配置」
介護職の負担に大きく関わるのが、人員体制です。
同じ「特養」でも、夜勤に2人いる施設もあれば、1人夜勤で20人をみるところもあります。
求人サイトでは「人員配置加算」や「夜勤体制」などの情報をチェックし、夜勤の負担がどのくらいかを把握しておきましょう。
また、看護師が夜間に常駐しているかも重要です。急変対応時に心強いサポートがあるかどうかで安心感が全く違います。
現場見学時にはこう質問してみましょう:
「夜勤中の対応体制はどのようになっていますか?」
「急変時の連絡体制は?」
こうした質問ができる人は、“仕事に対する意識が高い人”として好印象を持たれることも多いです。
3. 「教育・研修体制」はキャリアの要
介護の仕事は経験値がすべて、と思われがちですが、研修制度が整っているかで成長スピードが変わります。
新人教育だけでなく、中堅職員やリーダー層向けの研修があるかも要チェックです。
キャリアアップを目指すなら、次の制度にも注目しましょう。
- 実務者研修・介護福祉士の資格支援制度
- ユニットリーダー研修への派遣
- 外部研修の費用負担
「研修がある=学び続ける職場文化がある」ということ。
そうした施設は職員定着率も高い傾向があります。
4. 「離職率」と「雰囲気」を見る方法
離職率が高い施設には、何かしらの理由があります。
ただし、数字だけではわからない部分も多いので、見学時に次の点を観察してみてください。
- 職員が利用者さんに笑顔で接しているか
- スタッフ同士の声かけや協力が見えるか
- 主任・管理者が現場に関わっているか
一見些細なことですが、現場の“空気感”は嘘をつきません。
また、見学時に案内してくれる人がどんな口調で話すかも重要です。
現場を理解している人が案内してくれる施設は、現場を大切にしている証拠です。
5. 「給与・待遇」だけで決めない
給与やボーナス額はもちろん大切ですが、「働きやすさ」とのバランスを見極めましょう。
たとえば、同じ給与でも――
- 人間関係が良くて休みが取りやすい職場
- 残業が多く、職員が疲弊している職場
どちらが長く続けられるかは言うまでもありません。
長期的に見れば、心身が安定して働ける環境が、最も大切な“報酬”です。
6. 現場主任が見ている「良い施設の共通点」
私がこれまで見てきた中で、「ここはいい施設だな」と感じる共通点は次のとおりです。
- 職員同士が助け合う文化がある
- ミスを責めず、次に生かす体制がある
- 管理者が現場を理解している
- 利用者さんの生活を大切にしている
- 「報・連・相」が自然にできている
反対に、離職が多い施設は――
- トップと現場の距離が遠い
- 責任の押しつけがある
- 新人が孤立しやすい
見学時や面接時に「現場の雰囲気を見てみたい」とお願いしてみましょう。
その反応が、職場の“リアル”を映し出します。
7. まとめ:転職は「逃げ」ではなく「選び直し」
転職を考えることは、決して悪いことではありません。
むしろ、自分の人生と真剣に向き合っている証拠です。
介護の仕事は、人の人生を支える大切な仕事。
だからこそ、自分自身が笑顔で働ける環境を選ぶことが、最も大事なことです。
転職を通して、「この職場でなら、長く頑張れる」と思える場所に出会えることを願っています。
そしてあなたの経験が、次の介護現場をより良くしていく力になります。
▼介護主任からのメッセージ
焦らず、自分のペースで大丈夫。
今のあなたに合う環境を見つけていきましょう。


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