介護施設の職員はこんな気持ちで接しています
「施設に預けるのは、申し訳ないことだと思ってしまう」
「本当にちゃんと見てくれているのか心配」
そんな思いを抱えるご家族にこそ、知ってほしいことがあります。
――それは、介護職員の“心の中”です。
「家族の代わりになれる存在ではない」…でも
多くの職員は、「ご家族の代わりになろう」とは考えていません。
なぜなら、ご本人にとって“家族の存在”は、何にも代えがたいからです。
私たちが目指しているのは――
「家族じゃないけど、安心できる存在」になること。
困ったときに声をかけられるように。
何かあったら頼ってもらえるように。
そんな“第二の安心”をつくろうと日々動いています。
「お預かりしている」ではなく、「一緒に暮らしている」
施設では、利用者さんは“お客様”ではなく“住人”です。
私たち職員も、“職場”というより“共に生活する仲間”という感覚。
朝の表情、食事の様子、ちょっとしたつぶやき――
日々の小さな変化を見逃さず、
まるで親戚のように気にかけています。
「ありがとう」も「つらいです」も、全部受け取ります
ご家族の中には、
「文句を言ってはいけない」「迷惑をかけたら悪い」と
我慢してしまう方もいます。
でも、どんな言葉でも、私たちはきちんと受け止めます。
「もっとこうしてほしい」
「最近、不安なことがある」
そんな声が、現場をよりよくするヒントになります。
遠慮せず、どんなことでも話してくださいね。
「今日も笑っていてくれたら、それでいい」
介護職員にとって、一番のやりがいは利用者さんの笑顔です。
会話の途中でふと見せる笑顔。
好きな音楽にうっとりする表情。
家族の写真を眺めてほっとする姿。
その一瞬一瞬が、私たちの原動力です。
まとめ:私たち職員は、想像以上に“寄り添いたい”と思っています
「施設=預けっぱなし」ではありません。
職員は、ご本人とご家族のことを想像以上に考え、
できることを日々探し続けています。
「自分ばかりが頑張っている気がする…」
そんなときこそ、ぜひ思い出してください。
施設の中でも、“一緒に支えている仲間”がいるということを。
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