男性介護職の育休取得ってアリ?ナシ?

●育児休暇について

男性介護職の育休取得ってアリ?ナシ?

〜育休取得までの壁と決断〜

目次

  1. はじめに|「男の育休」は職場でどう見られる?
  2. 介護現場で育休って取れるの?
  3. 育休取得をめぐる3つの「壁」
  4. 実際どうだった?取得までのリアルな流れ
  5. 育休は「アリ」か「ナシ」か?
  6. まとめ|これから取得する方へ伝えたいこと

1. はじめに|「男の育休」は職場でどう見られる?

「え、育休取るの?…男で?」

介護の現場でも、こんな反応はまだまだ少なくありません。女性が取るもの、という固定観念が根強く残るなかで、男性の育休はどうしても“例外扱い”されがちです。

しかし、時代は確実に変わってきています。子どもが生まれるのは人生の一大イベント。だからこそ「一緒に育てたい」という気持ちに、性別は関係ありませんよね。

2. 介護現場で育休って取れるの?

制度としては「取れる」

結論から言うと「取れます」。制度としては整っているため、条件を満たせば申請は可能です。

実情としては「取りにくい」

ただし、取りやすいかと言われると別問題です。介護業界は慢性的な人手不足。とくに小規模施設やユニット型では、1人抜けるだけでシフトが回らなくなることもあります。

そのため、実際に取得できるかどうかは「現場の雰囲気」や「管理者の理解度」によるところが大きいのが実情です。

3. 育休取得をめぐる3つの「壁」

① 周囲の反応が怖い

「育休取ったら周りに迷惑かけるかも…」と感じてしまいがちです。ですが、それは裏を返せば「自分が普段から現場を支えてきた」という証拠でもあります。

② 管理者との相談ハードル

育休希望を切り出すタイミング、悩みますよね。とはいえ、「まだ決定じゃないけど…」という段階でも、なるべく早めに上司へ伝えるのがおすすめです。

たとえば「お、そうなんだ!それなら早めに調整しよう」といった前向きな反応が返ってくるケースもあります。

③ シフトや人員調整の問題

正直、これは現場全体の課題です。とはいえ、だからといって遠慮していたら、いつまでも誰も一歩を踏み出せません。

「最初の一人」になる覚悟が、未来の働き方を変えることにつながるのです。

4. 実際どうだった?取得までのリアルな流れ

上司への相談

私自身、8月から育休を取得予定です。最初は「言い出しにくいな…」と思っていましたが、思い切って上司に相談しました。

すると、「お、そうなんだ!それなら早めに調整しよう」と、意外なほど前向きに受け止めてくれました。

職場での対応

もちろん、シフトの穴あけや他スタッフへの説明など、調整は必要でした。
しかし、「父親として当たり前の権利を行使する」という姿勢は、結果として職場にも良い影響を与えたように感じています。

5. 育休は「アリ」か「ナシ」か?

間違いなく 「アリ」 です。

家族との時間は、お金では買えません。また、育児の大変さを肌で知ることは、仕事に良い影響を与えると感じます。

そしてなにより、介護職だからこそ、人を支えることの意味をよく知っているはずです。だからこそ、まずは自分の家族を大切にしていい。私はそう思います。

6. まとめ|これから取得する方へ伝えたいこと

男性が育休を取ることは、もはや特別なことではありません。もちろん、「最初の一歩」を踏み出すには、少し勇気がいるのも事実です。

けれども、声を上げることで、職場の価値観は少しずつ変わっていきます。
私も8月から父親になります。そして、育児と向き合うための時間をしっかり取りたいと思っています。

育休を「取ってもいいもの」ではなく、「堂々と取るもの」 にしていきましょう。

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