特別養護老人ホームで働くってどう?
現役介護士が語る“特養のリアル”と向いている人
はじめに
こんにちは、介護歴20年・現役介護主任のみしょです。
介護施設の中でも「特別養護老人ホーム(特養)」は、求人が多く、介護職を志す方の多くが一度は検討する職場ではないでしょうか。
でも、「大変そう」「夜勤がきつい」といったイメージだけが先行して、実際の働き方や職場環境がわかりにくいという声も多く聞きます。
この記事では、特養で働くリアルな現場の声を、介護士目線で詳しく紹介します。
仕事内容や人間関係、やりがい、向いている人の特徴など、転職を考えている方にも役立つ内容になっています。
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特別養護老人ホーム(特養)とは?
特養は、要介護3以上の高齢者が終身で生活する公的介護施設です。
日常生活の介護が中心で、食事・排泄・入浴介助など、生活全般のサポートを行います。
医療的処置は看護師が担当するため、介護士は生活支援のプロとして入居者の「生活の質(QOL)」を守る役割を担います。
施設の種類には、「従来型」と「ユニット型」があり、
・従来型:4人部屋などの大部屋で、職員が一斉にケアを行うスタイル
・ユニット型:10人前後の少人数単位で家庭的なケアを行うスタイル
という違いがあります。
特養での1日の流れ(例)
- 07:00〜:起床介助・トイレ誘導・着替え
- 08:00〜:朝食介助・口腔ケア
- 09:00〜:入浴・排泄ケア・環境整備
- 12:00〜:昼食介助・服薬確認・休憩
- 14:00〜:レクリエーション・おやつ提供
- 17:00〜:夕食介助・就寝準備・記録
- 21:00以降:夜勤業務(巡視・排泄介助・体位変換など)
特養では日勤・遅出・夜勤のローテーション勤務が一般的です。
夜勤は1回16時間程度(仮眠2時間含む)という施設もあり、最初は体力的に大変と感じるかもしれません。
ですが慣れてくると、夜勤中の静かな時間に記録整理や利用者の体調観察を落ち着いて行えるようになります。
特養で働くやりがいとリアルな大変さ
✅ やりがいを感じる瞬間
- 長期的に入居者と関われるため、信頼関係が深まる
- 食事や歩行など、小さな成長に気づける
- 人生の最期を見届ける「看取りケア」に関われる
- ご家族から感謝の言葉をもらえる
特養では「生活を支える」という本質的な介護に集中でき、一人ひとりに寄り添うケアが実現できます。
特に、看取りケアに関わることは、介護職としての使命感を強く感じる瞬間です。
✅ 大変な部分・つらいと感じること
- 重度介助が多く、腰や膝への負担が大きい
- 夜勤中の排泄介助や転倒対応など、緊張感がある
- 人員不足の施設では、常に時間との戦いになる
- 認知症の方との関わりで、対応に悩む場面も
とはいえ、どの施設でもチームケアが基本です。
「一人で抱え込まない」「声をかけ合う」ことで、負担を軽減できる職場も多くあります。
最近ではリフトやスライディングシートなどの福祉用具の導入も進み、身体的負担は少しずつ軽減されてきています。
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特養で働く人間関係のリアル
特養では、介護士・看護師・管理栄養士・ケアマネジャーなど、多職種連携が欠かせません。
1人の入居者をチーム全体で支える仕組みのため、コミュニケーション力が非常に大切です。
新人のうちは、わからないことを素直に聞ける姿勢が何よりも重要。
経験を積むと、後輩指導やチームリーダーとしての成長も期待されます。
また、長期入居の方が多い特養では、ご家族との関係も深くなります。
信頼を得られると、「あなたが担当でよかった」と言ってもらえる瞬間は、本当に報われるものです。
特養に向いている人・向いていない人
✔ 向いている人の特徴
- 人との関わりを大切にできる
- 生活全般のサポートにやりがいを感じる
- 体力に自信があり、明るく前向きに働ける
- 利用者の人生に寄り添うケアをしたい
- 終末期ケアや認知症ケアに興味がある
✔ 向いていないかもしれない人
- 医療的処置を中心に関わりたい人(老健や看多機が向く)
- 軽度の方を支援したい人(デイサービスやサ高住向き)
- 夜勤勤務が難しい人(デイや訪問系が適する)
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実際に働く前に知っておきたいこと
特養は「終の棲家」とも呼ばれる場所。
入居者の生活を24時間体制で支えるため、介護士の存在は非常に大きいです。
ですが、働く施設によっては運営方針や人員体制に大きな違いがあります。
見学・体験・面接時の質問を通して、自分に合う環境かどうかをしっかり見極めましょう。
最近では、ICT記録や見守りセンサーの導入が進み、夜勤中の負担軽減にもつながっています。
介護の仕事=体力勝負という時代から、テクノロジーと人の心が融合したケアへと変わりつつあります。
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まとめ|特養は“人の人生”に寄り添う職場
特別養護老人ホームは、決して楽な職場ではありません。
しかし、入居者の生活を支え、最期の瞬間まで寄り添えるというのは、介護職ならではの大きなやりがいです。
日々のケアを通して、「ありがとう」「あなたがいてくれてよかった」という言葉をもらえる職場。
それが、特養で働く最大の魅力だと思います。
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