「それ、今言う!?」介護職が本音で語る“心のダメージあるある”
はじめに
介護の現場で働くみなさん、本当にお疲れ様です。
特に夜勤明けのあの独特な疲労感――経験した人にしかわかりません。
夜を通して利用者さんの安全を守り、朝方の引き継ぎまでやりきったあとの、身体にまとわりつく鉛のような重さ。
「もう限界…」と思うその瞬間に、不意に放たれる一言が心に突き刺さること、ありませんか?
今回は、介護職が実際に体験した「夜勤明けに言われてつらかった一言」をまとめました。
「あるある!」と共感しながら読んでいただけると嬉しいですし、もしご家族や他職種の方が読んでくださるなら、「あ、こういう言葉って傷つけるんだ」と知ってもらえるきっかけになればと思います。
1. 「え、もう帰るの? まだ○○してないよ?」
夜勤を終え、ようやく朝の引き継ぎと残務処理を終えて「さあ帰ろう」と思った瞬間。
利用者さんや同僚から何気なくかけられるこの一言、実はものすごく堪えます。
夜勤は夕方から翌朝までの約16時間。巡回やナースコール対応、排泄介助、体調急変の一次対応…一晩中フル稼働です。
日勤帯の人から見えない時間にこそ、私たちは全力を注いでいるのです。
「もう帰るの?」と言われると、まるでサボっていたかのような感覚になり、報われなさを強く感じてしまいます。
心の中では「いや、やっと帰れるんです!」と叫びたい瞬間です。
2. 「夜勤って、寝てるだけでしょ?」
これは現場職員が最もよく言われ、そして一番キツイ一言かもしれません。
実際の夜勤は「寝るどころか、一晩中緊張の連続」です。
ナースコールは何度も鳴り、転倒や徘徊のリスクが常にあります。巡回は数時間おきではなく、ほぼ休みなく続きます。
さらに、記録入力や朝の準備もこなさなければならず、横になる時間すら確保できないこともしばしば。
私自身も新人の頃、「夜勤って楽なんでしょ?」と友人に言われたことがあります。
でも実際は、心臓がバクバクする急変対応や、ナースや救急車を呼ぶ判断に追われることだってあります。
「寝てる」どころか、命を預かる責任に押し潰されそうになるのが現実なのです。
3. 「日勤と交代だからラッキーだね」
“ラッキー”という言葉、夜勤明けの職員にとっては複雑な響きです。
日勤帯と交代して帰宅できるのは確かに事実ですが、その時点で私たちは徹夜明け。頭はぼんやり、身体は重く、時には吐き気すらする状態です。
「ラッキー」というより、「やっと解放される」だけのこと。
夜勤明けに電車や車で帰宅するのもまた一苦労です。居眠り運転のリスクもあり、「帰宅するまでが夜勤」とさえ言われます。
そんな中で「ラッキーだね」と言われると、頑張りを軽く見られているようで心に突き刺さるのです。
4. 「夜勤って、日勤より楽って聞いたけど?」
これは意外と多くの人が口にするフレーズ。
ですが実際の現場では、むしろ夜勤の方が孤独で責任が重いのです。
夜勤帯は日勤よりも人員が大幅に減ります。施設によっては、数十人の入居者を一人、または二人だけで見ることも。
日勤であれば周りに相談できるスタッフがいますが、夜勤は緊急時に即座に助けを呼べるとは限りません。
「楽」という言葉とは正反対。緊張の糸を切らさないまま一晩を乗り切る孤独感は、やった人にしか分からないプレッシャーなのです。
5. 「あ、ちょっとその前に○○だけお願いしていい?」
帰る準備を整え、心の中で「今日は定時で帰るぞ!」と決意した瞬間に出るこの一言。
しかも“ちょっとだけ”が一つで終わらず、連鎖するのが現場あるあるです。
「ちょっと利用者さんの着替えだけ」「ちょっと薬の確認だけ」…気づけば30分、1時間経過していることも。
心も体も限界に近い中での延長は、精神的に非常に堪えます。
✅ 心がしんどいとき、頼れる選択肢もある
夜勤明けのしんどさは、ただの疲労ではなく「理解されにくい孤独感」も大きいものです。
そんなときに心の支えになってくれるサービスがあります。
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まとめ
夜勤明けにかけられる“何気ない一言”は、時に心にずっしり響きます。
ただ、それは「夜勤という働き方が理解されにくい」からこそ起こる誤解でもあります。
私自身、介護主任として夜勤にも入りますが、終わったあとのあの独特な疲労感や孤独感は今でも忘れられません。
誰かのたった一言で心が沈むこともあれば、逆に「ありがとう」の一言で救われることもあります。
だからこそ、現場で働く皆さんにはぜひ「自分だけじゃない」と知ってもらいたいのです。
あなたの頑張りは確実に施設全体を支えています。どうか胸を張ってください。
✅ 無理せず、選択肢を持つことが大切です
「もう限界かも…」と感じたとき、選択肢を持つことはあなたを守る力になります。
夜勤がつらすぎるなら、環境を変えることだって大切です。
さらに、「もっと条件のいい働き方をしたい」「夜勤を減らしたい」という方には、資格取得も大きな武器になります。
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夜勤明けのあなた、本当にお疲れさまです。
どうか自分を大切に、少しでも心と体を休めてくださいね。


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