【図解あり】サ高住とグループホームの違いを徹底解説!どっちがあなたや親に合う?
こんにちは、介護福祉士のみしょです。
「サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)」と「グループホーム」。
この2つはどちらも「高齢者向けの住まい」ですが、実は目的も仕組みもまったく違う施設です。
現場でも「親がどっちに向いているのかわからない」と悩まれるご家族が非常に多いです。
この記事では、介護の専門職としての経験を踏まえながら、家族目線でわかりやすく、両者の違いと選び方を詳しく解説します。
後半では「どんな人がどちらに向いているか」も紹介しますので、最後まで読んでいただければ施設選びのモヤモヤがスッキリします。
1. サ高住とグループホームの違いを図解で比較
まずはこちらの比較表をご覧ください。
どちらも「住まい型介護施設」ですが、実際には運営の目的も対象者も大きく異なります。
| 項目 | サ高住(サービス付き高齢者向け住宅) | グループホーム |
|---|---|---|
| 入居条件 | 60歳以上(または要介護・要支援認定者) | 65歳以上かつ要支援2以上/要介護1以上で認知症の診断がある方 |
| 介護体制 | 介護サービスは外部事業所と契約して利用 | 施設内の職員が24時間体制で介護を提供 |
| 生活スタイル | 自由度が高く、自立した生活を送れる | 少人数で共同生活(1ユニット9人以下) |
| 費用 | 家賃+共益費+生活支援サービス料+介護サービス自己負担 | 介護費用+居住費+食費(概ね15〜20万円) |
| 医療対応 | 基本は外部医療機関を利用(看護師常駐ではない) | 日中・夜間とも職員が常駐、医療機関と連携 |
| 特徴 | 「住まい」に重点。介護が必要になっても住み続けられる設計 | 「認知症ケア」に重点。家庭的な環境で生活リハビリを重視 |
こうして比べてみると、サ高住=“見守り付きマンション”、グループホーム=“少人数の介護施設”というイメージが近いでしょう。
2. サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)の特徴と実情
サ高住は、「まだ元気だけど、将来に備えて安心な環境で暮らしたい」という方向けの住宅です。
一人暮らしの高齢者が安心して住めるように、見守りサービスや生活支援がセットになっています。
サ高住のメリット
- バリアフリーで安全な設計(手すり・段差なし)
- 日中スタッフ常駐で見守り・安否確認
- 介護サービスを必要な分だけ契約できる
- 自由度が高く、外出・外泊も可能
サ高住のデメリット
- 介護職員が常にいるわけではない
- 夜間は緊急時対応のみ(常駐職員がいないことも)
- 介護度が上がると外部サービスの契約費用が増える
つまりサ高住は、「自立して生活できるけど、いざという時のサポートが欲しい」という方に最適です。
介護が重くなると、別の施設(特養や老健)への転居を検討するケースもあります。
3. グループホームの特徴と実情
グループホームは、認知症の方専用の施設です。
少人数で家庭的な雰囲気の中、職員と一緒に料理や掃除などを行いながら生活を続けます。
グループホームのメリット
- 少人数なので目が行き届きやすい
- 認知症ケアに特化している
- 「できること」を活かした生活リハビリがある
- 職員との関係が深く、安心感がある
グループホームのデメリット
- 医療行為が必要になると退去を求められる場合も
- 月額費用がやや高め(15〜20万円程度)
- 地域により空きが少なく、入居待ちが長い
グループホームは、「認知症でもできるだけ家庭的な暮らしを続けたい」という方にピッタリです。
反対に、医療的な処置が多い方や介護度が重い方には不向きな場合があります。
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4. 費用とサービス内容のリアル
費用面では、サ高住とグループホームで平均5万円〜10万円程度の差があります。
サ高住は「住まい型」で家賃や生活サービス料が中心、グループホームは「介護サービス込み」での定額型が多いです。
- サ高住:月12〜18万円前後(介護サービス別契約)
- グループホーム:月15〜20万円前後(食費・介護費含む)
どちらも介護保険が適用されますが、介護度や所得によって自己負担額が変わります。
特にグループホームは「介護サービスが包括されている」ため、安心感がある一方、費用はやや高めに感じる方も多いです。
5. 向いている人・向いていない人の違い
サ高住が向いている人
- まだ身の回りのことが自分でできる
- 見守りだけあれば安心できる
- 自由に外出や外泊をしたい
グループホームが向いている人
- 認知症の診断を受けている
- 常に誰かの見守りが必要
- 家庭的な環境で穏やかに過ごしたい
どちらが良い・悪いではなく、「その人の生活スタイルと状態に合っているか」が大切です。
サ高住は“自立型”、グループホームは“支援型”と覚えておくと判断しやすいでしょう。
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6. 施設見学で確認すべき5つのポイント
- スタッフの対応:声かけが丁寧で雰囲気が明るいか
- 清潔感:共用スペースや居室が清潔に保たれているか
- 入居者の表情:穏やかで安心して過ごしているか
- 料金の内訳:月額費用に何が含まれているかを必ず確認
- 医療連携:急変時の対応や提携医療機関の有無
パンフレットではわからない部分こそ、実際に見学して感じ取ることが大切です。
「職員同士の声かけ」「食事のにおい」「入居者の笑顔」など、現場の空気感が最も信頼できます。
7. まとめ
サ高住とグループホームは、同じ「高齢者向け住まい」でも役割がまったく異なります。
サ高住は「自立した生活を続けるための住まい」、グループホームは「認知症の方が安心して暮らせる環境」。
どちらを選ぶにしても、本人の状態・希望・家族の支援体制を踏まえて選ぶことが大切です。
「どちらが良いか」ではなく、「どちらが今の親に合っているか」。
それを見極めるためにも、必ず複数施設を比較・見学してみましょう。
この記事は介護福祉士・現役介護主任みしょが執筆しています。
現場での経験に基づき、家族が本当に知りたい情報をわかりやすくお伝えしています。

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