目次
はじめに
介護が必要になったときに、
よく聞くけれど、よくわからない存在――ケアマネジャー(通称:ケアマネ)。
「何をしてくれる人なの?」
「うちにも必要なの?」
「会ったら、何を話せばいいの?」
今回は、そんな疑問をもつ家族介護者の方に向けて、
ケアマネさんの役割や付き合い方を、やさしく解説します。
ケアマネジャーとは?ひとことで言えば…
介護のコーディネーター。
ご本人や家族の希望を聞きながら、必要なサービスを考え、
“暮らしやすさ”を整えるために動いてくれる人です。
例えるなら――
「お医者さんが“体の専門家”なら、ケアマネさんは“生活の専門家”」
そんなイメージです。
ケアマネさんがしてくれること
● 必要なサービスを一緒に考えてくれる
たとえば…
- デイサービスに通った方がいいのか
- ヘルパーさんに何を頼めるのか
- 施設を視野に入れた方がいいのか
など、家族だけでは判断が難しいことも、一緒に整理してくれます。
● ケアプラン(介護計画)の作成
介護保険サービスを使うには、
「どんなサービスを、どのくらい使うか?」という計画=ケアプランが必要です。
ケアマネさんは、これをご本人とご家族の希望に沿って作成してくれます。
● サービス事業所との調整
訪問介護やデイサービス、福祉用具の業者など――
複数の関係者との連絡・調整を、ケアマネさんが代わりに行ってくれます。
「こんなに色んなところに連絡しないといけないの?」
という大変さを、ぐっと減らしてくれる存在です。
● 状態に応じてサービスを見直してくれる
介護は、ご本人の体調や気持ちによって状況が変わっていくものです。
- 「最近、転びやすくなってきた」
- 「食事の介助が必要になってきた」
そんな時も、ケアマネさんが現状を把握し、必要なサービスの見直しをしてくれます。
ケアマネさんに相談するときのポイント
「こんなこと言っていいのかな…」と思うことも、遠慮せず話してOK。
どんな小さな不安でも、まずは共有してみましょう。
相性が合わないと感じたら、担当の変更も可能です。
大切なのは、“信頼できるパートナー”として付き合うこと。
「何でも話せる人」になってもらえると、介護がぐんとラクになります。
まとめ:ひとりじゃなくていいんです
ケアマネさんは、
「家族だけで頑張らなくていい」ように支えてくれる存在です。
「何から始めればいいのかわからない」
「このやり方で合ってるのか不安」
そんな時は、ぜひ気軽に頼ってみてください。
介護の道は、ひとりで歩かなくていい。
あなたの隣で一緒に考えてくれる人――
それが、ケアマネジャーです。
コメント